「社労士は稼げない」そんな噂はよく聞きますよね。
確かにいきなり独立して稼ぐことはできませんし、営業をしなければ顧問契約も取れないので稼げません。
しかし、勤務社労士はどうかというと、わたしは「稼ぎやすい」と思います。
なぜかというと、すべての会社に存在する「人事部」で重宝されるからです。
この記事では現在、勤務社労士として働くわたしが、経験に基づいて勤務社労士がどれだけ稼げるかについて解説していきます。
勤務社労士は年収が上がりやすい
勤務社労士は人事部で本当に重宝されます。
特にプロパーばかりで形成された会社には専門知識を持っている人がいないので、社労士資格を持っているだけで先生と言われます。(これは実体験です)
そうすると、周りから頼れる存在となり、社内の評価は上がっていきます。
実際わたしは、部内で一番年下にも関わらず、転職から1年半でリーダー職になり、年収が上がりました。
一般企業では社労士資格を持っているだけで「特別な存在」なのです。
勤務社労士は出世にも有利
勤務社労士は出世にも有利だとわたしは思います。
なぜなら「社労士」という存在だからこそ、法改正があった時や、社内の働き方を変える時には勤務社労士の発言が注目を浴びるからです。
そこで的確なアドバイスができれば社内での存在感は増していきます。
存在感が出れば当然出世できますし、評価が高い分、ボーナスも高くなります。
しかし、社労士資格は持っているだけで評価されるわけではありません。
しっかりと勉強して、誰よりも先にアドバイスできる存在になり、給与や社会保険の手続きもミスをしないというのが条件になります。
そうすれば通常の評価に「社労士」という付加価値で出世で通常よりは有利になるとわたしは思います。
勤務社労士が年収を劇的に上げる方法
勤務社労士は年収が上がりやすいというお話をしましたが、実は年収を劇的に上げる方法が1つあります。
それは「伸びている業界、もしくは年収が高い業界に転職すること」です。
勤務社労士は自分の力で収入を増やすことができません。
あくまで管理部門なので会社の業績によって給料が変わります。
そうなると「伸びている業界」や「年収の高い業界」に転職すると劇的に年収を上げることができます。
そもそも「伸びている業界」というのは何かというと、現在でいうIT業界などの事です。
今後は確実に需要が高まり、業績が伸びると予想される業界、それが伸びている業界です。
そして「年収の高い業界」というのは不動産や外資といった常に年収が高い業界の事を言います。
「年収は業界によって変わる」
勤務社労士の転職はここを必ず意識しましょう。
年収の低い業界を選んでしまったら、一生年収は低いままです。
といわれても「そんな年収の高い会社には転職できないよ」と思うかもしれませんが、そうではありません。
社労士である時点であなたは管理部門のプロフェッショナルという存在です。
「人事」はどの会社も共通ですし、伸びている業界や、年収の高い業界に限らず、どの会社も人事部に社労士はほしいものです。
社労士資格を持っているあなたは、一般よりも年収の高い業界に転職しやすいのです。
業界別年収ランキング(勤務社労士の年収を上げる業界)
では次に年収の高い業界を見ていきましょう。
こちらをご覧ください。
2019年版 業種別 モデル年収平均ランキング
順位 |
業種名 |
モデル年収(平均) |
1 |
外資系金融 |
1,315万円 |
2 |
不動産 |
751万円 |
3 |
専門コンサルタント |
716万円 |
4 |
生命保険・損害保険 |
699万円 |
5 |
証券・投資銀行 |
696万円 |
やはり外資、不動産が高く、コンサルや保険も上位に入ってきています。
繰り返しになりますが、勤務社労士はいくら自分が頑張っても、営業が数字をとらない限り自分の給料が上がっていきません。
年収1,000万円を超えたい場合は、トップ3の業界に入社して管理職レベルになれば確実に到達するでしょう。
まずその業界に入るためには転職活動をしなければなりません。
次からはわたしがオススメする転職サイトをご紹介します。
勤務社労士にオススメの転職サイト
転職活動は一大イベントです。それなりに労力を使います。
それに、いつも年収の高い業界が求人を出しているわけではありません。
なので今すぐ転職をしたい方はもちろん、今すぐ転職を考えていない方も登録だけはしておきましょう。(登録だけなら5分で終わります)
なぜかというと、登録は無料ですし、転職サイトに登録するだけで希望に合った求人をメールで送ってきてくれるので、こちらは求人票を眺めるだけです。
それに登録しておけば「これだ!」と思う求人が飛び込む可能性もあります。
「勤務社労士になろう」「年収上げよう」と思った方はまず転職サイトに登録をして一歩踏み出しましょう。
では、それを踏まえてご紹介していきます。
MS-Japan(エムエス ジャパン)
特 徴
MS-Japan(エムエス ジャパン)管理部門・士業に特化した転職エージェントです。
ハッキリ言って士業の資格を持っているのであれば、MS-Japanに登録しないのは損です!
わたしの勤めていた会社(不動産)は求人を公開せず、MS-Japanの担当者のみと交渉をして中途採用を行っていました。
つまり、MS-Japanにしか持っていない求人が存在するということです。
社労士資格を持っているのであれば登録必須の転職エージェントだと思います。
デメリットとしては、主要都市以外の求人が少ないこと。
関東・東海・関西を勤務地とし希望してしているのであれば絶対オススメです。
マイナビ
特 徴
マイナビは転職業界大手ということもあり、求人数が豊富です。
さらに20代~30代の転職サポートに力を入れており、評価も高いです。
その証拠に日本最大級の転職メディア「Career Theory」でも転職エージェントランキング1位になっています。
社労士資格を持っている方であれば書類は通りやすいですし、マイナビのサポートで面接を乗り越えれば転職の内定がとりやすいでしょう。
デメリットとしては、幅広い求人を持っているため、年収の高い業種に特化してはいないということ。
高収入の求人を狙うのであれば別のサイトと併用することをオススメします。
ランスタッド
特 徴
ランスタッドは、外資系に強い高収入の求人に特化した転職エージェントです。
経験豊富な30代~40代の方向けの求人が多く、ハイクラスな求人が多いので、ベテランの社労士さんに登録をオススメします。
デメリットとしては、経験があまりない方や若い方の求人が少ないところです。
キャリアに自信がある方は登録をオススメします