こんにちは、わんこ社労士です。
あなたは転職活動が怖い、転職が不安。
そんな悩みがありませんか?
私も転職する時はすっごく不安で怖かったです。
なぜなら、また就職活動と同じように履歴書を書いたり、面接したりしないといけませんから。
でもそんな不安をお持ちの方でもある本を読めばグッと気持ちが前に進みます。
その本とは『転職の思考法』です。
著者は北野唯我さんで、現在ワンシャリアという就活サイトの運営を行っている会社の取締役をやられている方です。
この本は本当におすすめで、転職を考えている人だけじゃなくて、仕事をしているすべての方に読んでいただきたい一冊です。
というのは、転職経験がある私の感想をいうと、この本の読んでから転職するか、読まないで転職するかで、転職先を見る目が変わってきますし、面接で質問する内容も間違いなく変わります。
20代、30代で「このまま今の会社にいていいのか」と一度でも思った方はぜひご覧ください。
市場価値を上げろ、伸びる市場に身を置け
最初に結論ともいえるこの本の重要なキーワードをお伝えします。
それは、「市場価値を上げろ、伸びる市場に身を置け」です。
「市場価値を上げろ」というのは
今会社が潰れても、どこだって生き残っていける能力を身に着けようということです。
では、会社が潰れても生きていけない人と、生きていける人の違いは何かというと
答えは
「上司を見て働くか、マーケットを見て働くかの違い」
だということなんですよね。
どういうことかと言うと、
「上司を見て働く」とは上司に褒められたいとか、会社に迷惑がかからないようにするなど、
会社での価値を考えて働く人です。
一方「マーケットを見て働く」とは、
世の中から見た自分、つまり市場価値を考えながら働く人のことです。
といわれてもピンとこないという方もいると思いますので、
この本に書かれている市場価値を高めるための要素を3つご紹介します。
1.技術的資産
2.人的資産
3.業界の生産性
です。
『技術的資産』はどんな会社でも通用するスキルのことで、「専門性」と「経験」の大きく2つに分けられます。
「専門性」というのは営業スキル、マーケティング、会計知識、プログラミングなどです。
「経験」というのはプロジェクトマネージャーとかリーダーとかチームを率いた経験のことを言います。
『人的資産』とは、「あなたが会社を変えたとしても変わらずあなたに仕事をくれる人がどれぐらいいるか?」ということ、つまり経験や人脈による信頼性のことです。
そして『業界の生産性』、これが次が一番大事で、どこの業界に所属しているかということです。
考えてみてほしいんですが、
不動産業界で働く人が20代で年収1000万のに対し、飲食業界では30代で年収300万ということはよくききますよね。
もちろん両者とも忙しいですし、同じくらい働いていると思います。
私も仕事上、いろんな業界の給料を見てきましたが、ある業界の新入社員と、ある業界40代の年収がほぼ同じだったってこともあります。
つまり、先ほどのスキルやコミュニケーション能力をいくら努力して、高めても、そもそも働く会社の業界を間違えれば給料は高さは限界があるということです。
なので、転職を考える上では働く業界が重要になってきます。
じゃあ、全員不動産業界に行けといわれても困りますよね。
ではどの業界に入るのがいいのか、そこをどうやって見極めるか、というのがこの本に書いてあります。
答えは
エスカレーターの向きを見ろです。
つまり「その業界が伸びているか、伸びていないかを見るべき」
ということなんです。
では、どうやって業界を見抜くかというと、
それは複数のベンチャー企業が多く参入していて、かつ各社が伸びている業界ということなんです。
例えば、AIは今後急速に普及すると言われてますよね。
Googleで「AI ベンチャー企業」と検索するといっぱい出てきて、しかも市場が伸びている感じがすると思います。
そうなるとAIを活用する業界は伸びしろがあるということは分かります。
そういう業界に身を置くことで、
例えば営業の仕事をやっても売上に差が出たり、激しい競争の中戦う経験を積む事ができるようになる。
そうすると市場価値が上がる。給料が上がるということなんですね。
ですので、「伸びる市場に身を置く」それが転職のポイントとなります。
まとめ
最後にまとめです。
ポイントは2つです。
1.今いる会社に依存しなくても価値のある存在になるために、「市場価値を上げる」こと
2.市場を見極め、「伸びている市場に身を置くこと」
これを意識して転職活動を行うことが大事だということです。
この本にも書いてあるんですが、転職は誰でも怖いものです。
ですが、この本を読めばその不安はかなり解消できると思います。
あとは自分を信じて行動するのみです。
以上「転職の思考法」のご紹介でした。
この本は今回紹介したこと以外にも有益な情報がたくさん書かれています。
ご興味を持たれた方は下記のリンクからご購入できますのでぜひご覧ください。