【転勤したくない】転勤なしの地域限定社員に就職するメリット・デメリット

転勤なんてしたくない!
絶対転勤しない仕事に就きたいけど、そんな仕事あるの?

 

そんな疑問にお答えします。

 

わんこ社労士
この記事を書く私は、労務の専門家である社労士。現在は会社の人事で働いています。

 

この記事では「転勤したくない!」というあなたに、転勤なしの「地域限定社員」という雇用形態をご紹介します。

 

転勤したくないという気持ちはだれもが持っていますよね。

地域限定社員になればそれが実現できます。

 

でも、転勤しない分デメリットもありますので、この記事でしっかりお伝えします。

 

目次

 

転勤なしの「地域限定社員」とは

「地域限定社員」とは「転勤しない正社員」です。

 

特定の勤務地でしか働かないことを条件とした正社員で、20代・30代の若い世代と親の介護が必要な世代に人気が出ています。

 

アルバイトやパートと違い、契約期間がないので突然解雇になることがないのが特徴です。

 

また下記の通り、最近では大手企業も続々と地域限定社員を採用し始めています。

『遊技日本』
マルハン新卒採用137名、地域限定新入社員は65% マルハンは4月1日、2020年度新卒採用として137名が入社したことを発表。同社では多様な働き方を実現するため、2017年度の新卒採用より、自らが選択した一定地域内での勤務...

 

ただ、転勤ありの正社員とはやはり待遇が違いますので、それなりのデメリットがあります。

では、地域限定社員のデメリットについ解説していきます。

 

地域限定社員のデメリット

地域限定社員のデメリットは下記の通り。

  1. 給料が低め
  2. ボーナスが低くなる可能性がある
  3. 昇格が遅い
  4. 仕事内容が限られる

 

解説していきます。

 

給料が低め

はじめから転勤無しで採用するため、給料は低く設定されているのが現状です。

 

平均で言うと、転勤ありの正社員(以下:正社員)と比べると80%~90%といわれています。

 

正社員が月給30万円だとすると地域限定社員は24万円~27万円ということになります。

 

とわいえ、会社によっては正社員と変わらないところもあるので、すべての会社で給料が低いとは言い切れません。

 

ボーナスが低くなる可能性がある

地域限定社員はボーナスにも影響があります。

 

ボーナスは会社によって計算方法が異なりますが、大抵の会社は等級や待遇によって額が決まっています。

 

そうすると、正社員と地域限定社員ではボーナスの基準となる金額を変えている会社もあるということです。

 

つまり、ボーナスも給料と同様に正社員の80%~90%と考えるといいでしょう。

 

昇格が遅い

当たり前のことですが、昇格をするためにはいろいろな経験積んだ人の方が会社としては評価が高いです。

地域限定社員ですと、一定の業務しかできない場合があります。

 

ですので、社内的に昇格させるだけのスキルが身につかず、昇格が正社員より遅くなります。

 

仕事内容が限られる

転勤をしない条件ですので、仕事内容が限定されます。

 

例えば、札幌支店で事務職の地域限定社員として採用された場合、本社の東京のみで行われている研究・開発業務には就くことはできません。

 

このように、同じ仕事をずっと任せられることが多いので、その業務に特化した人材にはなれますが、途中でやりたい仕事ができても志願ができません。

 

 

 

以上、地域限定社員のデメリットでした。

 

では、次に地域限定社員のメリットについて解説します。

 

地域限定社員のメリット

地域限定社員のメリットは下記の通り。

  1. 妻(夫)が転勤を理由に退職しなくてすむ
  2. 子供に転校させなくてよい
  3. 親の介護ができる
  4. 住み慣れたところで働ける

 

解説していきます。

 

妻(夫)が転勤を理由に退職しなくてすむ

転勤を理由に配偶者の方が現在勤めているところを退職することもあるでしょう。

 

地域限定社員の場合、転勤がないので、その心配はありません。

 

また転勤がない分、毎年3月あたりに「飛ばされたらどうしよう」というソワソワした感じがなくなります。

 

ライフスタイルが維持できるのは地域限定社員の大きなメリットです。

 

 

子供に転校させなくてよい

転勤があると子供が転校することも少なくないでしょう。

 

子供にって転校は大きな変化です。

子供も転校は絶対ないということが分かれば、気持ちもかなりらくになるのではないでしょうか。

 

親の介護ができる

現在、親と離れて暮らす方にとっては、親の介護は大きな悩みになるでしょう。

 

実際、転勤しているために親の介護ができなくなり、単身赴任で奥さんに介護を任せているというケースもあります。

 

しかし、地域限定社員の場合は転勤がないので、会社の命令で親の介護から離れることはありません。

 

ですので、これまでの経験を活かして地域限定の店舗店長などに転職する50代の方もいらっしゃいます。

 

地域限定社員は、親の介護世代で重宝される雇用形態でもあるのです。

 

住み慣れたところで働ける

私はUターン転職をした経験があるので、住み慣れたところで働く良さは感じています。

 

転勤すると、いきなり未開の地に行くので、環境にも慣れないし、友達もいないしすごくストレスが溜まりますよね。

 

私は札幌、東京、大阪、台湾に行きましたが、やはり住み慣れた場所が一番快適です。

 

 

 

以上が地域限定社員のメリットです。

転勤がないことで、ライフスタイルの維持ができ、環境を変えずに済みます。

給料が安いというデメリットはありますが、私生活を大事にしたいという方にはオススメです。

 

では、次に転勤したくない人という人にオススメの求人サイトをご紹介します。

 

転勤したくない人にオススメの求人サイト

転勤したくない人にオススメの求人サイトは下記の通り。

あえて3つに絞ってご紹介させていただきました。

というのは、「転勤なし」という条件であれば、大手求人サイトが一番多く掲載されています。

 

正直言って、大手求人サイトはどこも内容は変わりません。

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では、見ていきましょう。

 

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わんこ社労士
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まとめ

転勤なしの「地域限定社員」は需要が多く採用する企業が増えています。

 

ただ、地域限定社員は給料が安い傾向にあり、昇格も遅くなる可能性があるため、リスクもあり。

ですが、子供が転校しなくて済んだり、親の介護もできたりと、転勤がないことでライフスタイルの維持ができる大きなメリットがあります。

 

 

「転勤したくない」という方は地域限定社員がオススメです。

将来、転勤で環境を変えたくないという方は転職を含めて検討してみてはいかがでしょうか。

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