Uターン転職する前に後悔しないように実際にUターン転職した人の体験を知りたいな
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- Uターン転職をした理由
- Uターン転職で後悔したこと
- Uターン転職をして良かったこと
- Uターン転職で使った転職エージェント
この記事では、ぼくが実際にUターン転職して後悔したことや、良かったことなどを解説していきます。
ちなみにぼくがUターン転職した時は、30代で結婚もしていました。
体験談をもとに解説しますので、Uターン転職を考えている方には有益な情報になると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
Uターン転職をした理由
ぼくが札幌にUターン転職した理由は下記の通り。
- 人多すぎてストレス
- 東京の夏の暑さに耐えられなかった
- 花粉症がひどすぎてつらい
主にこの3つです。
人多すぎてストレス
地方から東京に住んだことのある方はご存じだと思いますが、東京はとにかく人が多くて毎日ストレスを感じていました。
どこに行っても人・人・人
この毎日の窮屈さが嫌になってしまって、このままずっとストレスを抱えて生きたくないなと思いました。
東京の夏の暑さに耐えられなかった
ぼくは地元が札幌ということもあり、夏の暑さはやはり体力を奪い続ける要因でした。
特に夜の暑さはかなりしんどい。
札幌は夏でも夜は涼しく、扇風機で過ごせます。
夜は暑さで寝れないのに、昼になると40度の灼熱。
毎年夏は体がついていかず、体調を崩すことも多々あり、9年いましたが気候に慣れることはありませんでした。
花粉症がひどすぎてつらい
ぼくはもともと花粉症ではありませんでした。
でも、東京に行ってから花粉症が発症し、本当につらい日々でした。
というのも札幌はスギ花粉はなく、主にシラカバ花粉なのです。
実際、札幌に戻ってからは花粉症は一切発症しない毎日を送っています。
Uターン転職で後悔したこと
Uターン転職をしてみて後悔したことは下記の通り。
- 管理職の年収が想像以上に低かった
- のんびりしすぎて活気がない
- 新しい文化が根付いていない
この3つです。
管理職の年収が想像以上に低かった
ぼくは人事の仕事をしているので、社員全員の年収がわかります。
そして東京でも人事をやっていたので、人の年収を数多く知っています。
比較してみた時にびっくりしました。
「管理職になってもこれだけしかもらえないの・・・。」
確かに生活費は東京と比べたら相当低いです。
それでも年収が高いほうがモチベーションが上がりますよね。
「頑張って出世してもこれだけの年収か」と思ったら正直モチベーションが下がりました。
のんびりしすぎて活気がない
ぼくが転職したのは北海道でもわりと大企業です。
ですが、入社して感じたのは「社員の活気がない」ということです。
「どうせ北海道なんてこんなもんだ」
「東京さんの指示に従ってればいい」
「頑張ったってしょうがない」
という感じでほとんどの人が言われたことをタンタンとこなして仕事を終えるという感じで、活気が全くありませんでした。
入社してから「田舎だからしょうがない」という言葉は何度も聞きました。
転職した身からすればそれを聞くたびにやる気がなくなっていくのです。
確かに地方はのんびりしていますが、人ものんびりしているので地方でもバリバリ仕事をやりたい人は東京の方が向いていると思います。
新しい文化が根付いていない
これは札幌だからという理由ではないと思いますが、ぼくの会社は2020年現在、いまだにWindowsXPを使っています。
そして使用している勤怠システムは保証が切れているのに使い続けています。
大企業でこの業況ですので、ぼくはこれを見た時に新しい仕組みを取り入れたくないという意志が地方の人の方が強いのかなと感じました。
なんせ定期券を買う時はまだ現金のみです。
新しい文化を取り入れて変えようとしても拒否反応を示す人が地方には多いのかもしれません。
Uターン転職をして良かったこと
Uターン転職をして良かったことは下記の通り。
- 通勤時間が短い
- 満員電車がない
- 生活費がかからない
- 家が広い
- ストレスがなくなった
この5つです。
通勤時間が短い
札幌の場合ですが、ほとんどの人がだいたい家から会社までの通勤時間は30分です。
複雑な乗り換えもないですし、住宅街からビジネス街の距離がとても近く、電車に乗る時間は10分~20分が平均です。
その分朝はゆっくりできるので睡眠時間が確保しやすくなります。
満員電車がない
満員電車はほぼありません。
朝の通勤ラッシュ時は座れないですが、ギュウギュウに人が押し込ませることはまずありませんし、主要の駅で人が下りれば簡単に座れます。
通勤で体力を使わないのでその分仕事に注力できます。
生活費がかからない
一番大きいのやはり家賃です。
通常の家賃が安いのはもちろんのこと、礼金もありませんし、更新料もありません。
「え、この家賃でこの広さの家に住めるの!?」という感じです。
さらに食費も抑えられます。
ランチ代も東京では1,000円くらいでしたが、札幌だと600円くらいです。
引っ越してから生活費はかなり減りました。
家が広い
家の広さは東京と比べものにならないくらい広いです。
ぼくは東京の家より2倍くらいの広さになって、家賃は東京の時の3分の2になりました。
家が広くなった分、物を置くところが増えたし、スペースが広くなり快適です。
ストレスがなくなった
通勤時間は短いし、満員電車はないし、家が広くなってストレスがだいぶ減りました。
さらに慣れ親しんだ地元ということもあり、落ち着く場所で生活ができているので、「ゆっくり過ごす」には最適な環境となりました。
東京と比べて人も少ないので、人混みということがあまりありません。
それぞれの地元によって良い点は異なると思いますが、参考にしていただけたら幸いです。
Uターン転職で使った転職エージェント
最後にUターン転職をする際に使った転職エージェントをご紹介します。
リージョナルキャリア
ぼくがUターン転職で内定をもらったのはこのリージョナルキャリアからの求人からでした。
リージョナルキャリアはUターンに特化した転職エージェントで、各都道府県に拠点があり、リージョナルキャリアしか持っていない地方特有の求人も多々あります。
大手転職エージェントよりスピード感や、サポート力は劣りますが、Uターン転職のノウハウを多く持っているので、Uターン転職をするならオススメの転職エージェントです。
マイナビエージェント
マイナビは大手転職エージェントで、各都道府県に拠点があるので地方の求人も多数あります。
また、サポートもしっかりしており、応募書類の添削や、面接のアドバイスなど的確にサポートしてくれるので初めて転職活動をする方には安心できる転職エージェントです。
特に20代の転職に特化しているので、今20代でUターン転職を考えている人にオススメです。
MS-Japan(エムエスジャパン)
MS-Japanは管理部門・士業に特化した転職エージェントです。
他のエージェントと比べて求人数は少ないものの、人事や経理など管理部門での求人は多数あります。
ぼくが務めていた会社ではこのMS-Japanを通して管理部門の採用を行っていました。
社労士や税理士などの資格を持った人であれば、さらに選べる求人は多くなるので管理部門のUターン転職ではオススメの転職エージェントです。
まとめ
Uターン転職を実際にしてみて後悔はありました。
ですが、それ以上に良かった点も多く、何よりストレスが減ったことで穏やかな生活ができています。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大で首都圏に住む危険度が認知されてきました。
それに伴い、テレワークが普及し会社に行かなくても仕事ができるということがだんだん広まってきています。
仕事によってはネットさえ繋がっていれば地方でも仕事はできますし、自分が住みやすいところに住むというのが一番らくです。
Uターン転職の決断は決してらくではありませんが、今の環境を変えたいという強い意志があればUターン転職をおすすめします。