「社労士は簡単に取れますか?」
と、思っていませんか?
結論を言うと、社労士は簡単に取れます。
これが試験に合格したぼくの結論です。
いや、スミマセン。あえて「簡単」と言っておきます。
なぜなら、簡単だと思わないと合格できないから。
もしあなたが「簡単そうだから受ける」という理由で受験を考えているのなら、やめた方がいいかもしれません。
なぜかというと、本気で勉強した人だけが簡単に合格できる試験だからです。
- 社労士が簡単に取れるか調べたい人
- 社労士が簡単と言われる理由を知りたい人
- 社労士を勉強しようか悩んでいる人
結論:社労士は簡単に取れない
「社労士って簡単に取れそう」
そう思った人は少なくないはず。
なぜなら全部の問題が選択式だからでしょう。
正直言って、あまいです。
社労士試験は勉強しないと解けない問題が多く出題されます。
ちょっと勉強したくらいでは受かりません。
とはいえ、公表されている「合格率7%前後」はあまり信用しなくてもいいと思っています。
実際はもう少し合格率は高いでしょう。
理由は、しっかり勉強ができずに試験を向かえる人が多いからです。
ではなぜ勉強ができないのでしょうか。理由は3つです。
- 範囲が広すぎ
- 専門用語多すぎ
- 問題数多すぎ
範囲が広すぎ
社労士試験は範囲が広いです。
「労働に関する法律全部」と「社会保険に関する法律全部」と思ってください。
「いや、広すぎでしょ」と思ったでしょう。
実際は8科目に分かれていて、そのうち2科目は労働に関する法律から数個、社会保険に関する法律から数個が出題されます。
つまり毎年どの法律問題が出るかわからない科目があるんです。
なので最終的には全部勉強します。
専門用語多すぎ
人事や総務で仕事をしている人であれば聞いたことがある用語も多いですが、未経験で社労士試験を受けようとする場合、専門用語の多さに挫折します。
とくに年金はかなり難関なので挫折する人が多いです。
丸暗記でできるようなレベルではありません。
問題数多すぎ
社労士試験の問題を解く時間は1問3分です。(選択式は10分)
考えている時間はありません。
問題を読んで瞬時に正解を判断します。
つまり瞬時に判断しないといけないくらい勉強しないと問題を解き終わることはできません。
以上のことから、社労士試験は勉強しきれずに挑む人が多いということです。
逆に言うと、日ごろからコツコツ勉強していれば受かります。
ぼくの見立てでは、本気で勉強した人が20%くらいの確率で受かる試験だと思っています。
実際に受けてみて感じた社労士試験
ぼくが実際社労士試験を受けてみて重要だと思ったのは2つ。
「ペース配分」と「運」です。
まずペース配分について。
なぜペース配分が重要になるのかというと、試験時間が合計で4時間50分にもあるからです。
普通に考えて、4時間50分もテストを解いていたら疲れますよね。
ではどうやって対応していくか。
答えは、慣れです。何度も模擬試験をやって、体に慣れさせるしかありません。
マラソンと同じで走り込みが大事。社労士試験は体力が尽きると自分の実力が出せずに終了します。
ちなみにぼくは1回目の試験でペース配分をミスをしました。そしたら見事に不合格。
これから社労士試験を受けようと思っている方は気を付けてください。
そして、もう一つは「運」です。
冗談で言っているわけではありません。社労士試験には本当に運が必要です。
なぜなら、いくら勉強しても解けない問題が必題されるから。
ウソのようで本当の話ですが、学者じゃないと分からないレベルの問題が毎年出題されます。
学者レベルの問題はもはや運です。
しっかり勉強した人は他の問題は簡単に解けます。
でも最終的には学者レベルの問題を運で乗り切れるかどうかで合否がきまってしまうのです。
社労士試験は「ペース配分」と「運」が重要です。
もちろん問題が解けるレベルの知識も大事ですよ
社労士にチャレンジするメリット
ここまで「自分には無理」と思った方も多いですよね。
ですが、社労士をチャレンジすることによって得られるものがたくさんあります。
- 自分の労働条件が適切か判断できる
- お金の知識が身につく
- 老後の備えができる
- 合格すれば一生専門家
ひとつひとつ解説します。
自分の労働条件が適切か判断できる
社労士試験は労働に関する法律を徹底的に勉強します。
そうすると、自分の労働条件が適切かどうかがわかってしまうんですよね。
日本の学校では労働法について学ぶ機会がありません。
ですので、労働条件を提示する会社の方も知識がない場合があるんです。
勉強することで、あなた自身の労働条件も正しいかどうか判断できるようになります。
転職でブラック企業に入社する確率も下がるかもしれません。
お金の知識が身につく
社労士の勉強はお金と直結しています。
社会保険料、年金、給付金など会社で働いていたら必ず関わるものばかりです。
例えば「失業保険を合法的に長期間もらえる方法」なんかも社労士を勉強すればわかります。
試験勉強をしただけで、あなたの知らなかったお金の知識が手に入ってしまうんです。
老後の備えができる
社労士は年金の専門家です。
社労士を勉強することで自然と年金の仕組みがわかるようになります。
「公的年金を知っている」ということは、周りより一歩先に老後の備えができるということ。
人生100年時代。年金の知識があることは必ず強みになります。
合格すれば一生専門家
社労士試験に合格すれば資格は消えることがありません。
「更新」というものがないので、1回取ってしまえば一生専門家でいられます。
さらに人事・総務系の職種で社労士は非常に重宝されるので、転職にも有利です。
どうですか?社労士試験にあなたもチャレンジしてみませんか?
社労士の勉強はまず無料で
最後に「迷ってたけど勉強してみようかな」と思ったひとへ、無料の講座とおすすめの本をご紹介します。
無料の社労士講座
資格の通信講座に「フォーサイト」というものがあります。
これはぼくが使っていた資格講座です。
フォーサイトの中には「バリューセット3」というものがあり、不合格だとなんと全額返金されます。
つまり、合格すれば資格を取れるし、不合格だったら受講料が無料です。
しかも受講者の合格率は高いので、オススメの講座となっています。
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本で勉強してみようかなと思った方は、まず超初心者用の本を読むことをおすすめします。
一度も勉強したことがない人にとって、通常の社労士テキストはまだ早すぎます。
最初に手に取る本としては『ゼロからスタート!澤井清治の社労士1冊目の教科書』が良いでしょう。
澤井先生は大手資格学校「LEC東京リーガルマインド」のトップ講師でもあり、この本は毎年人気のシリーズです。
まとめ
社労士は簡単には取れません。
ちょっと勉強して受かる試験ではないので、合格するなら時間を割いて本気で勉強する必要があります。
とはいえ、社労士は勉強するだけで日常で役立つ知識が身に着くので、たとえ不合格でも勉強する価値はあります。
もし興味を持たれた方は下記の記事も合わせてご覧ください。
ぼくが社労士試験を合格するまでのすべてが書いてあります。