社労士のような難しい資格を取れる人ってどういうイメージですか?
- 勉強ができる
- 法律に詳しい
- 一流大学を出ている
などなど
頭の良い人しか取れないイメージがありませんか?
そんなことはありません。
なぜかというと、ぼくは
勉強ができなくて
法律も知らなくて
三流大学出身で合格したからです。
そんな経歴でも勉強を始めてから2年で合格率7%の社労士試験に合格しました。
社労士試験は決して簡単な試験ではありません。
でも、本気で勉強をすれば必ず合格できます。
独学だって合格はできます。
学校の勉強ができる、できないは関係ありません。
「社労士の資格を取りたい」という気持ちがあれば誰でも合格できます。
この記事では
- 社労士試験に合格するための勉強法が知りたい
- 独学で合格するためにはどうしたらいいか知りたい
- 社労士のテキストはいっぱいあるど、どれを使って合格したか知りたい
という方向けに社労士試験合格までの勉強法を実際の体験をもとにご紹介していきます。
社労士を2年で合格した勉強法【1年目は通信、2年目は独学】
ぼくは社労士資格を取ろうと思い、参考書を初めて買った時はあまりにわからなくて正直へこみました。
「この限りではないって何?」というレベルです。
あまりにわからないので1年目はフォーサイトという通信講座で勉強しました。
1年目は通信講座
通信講座は好きな時間、好きな場所で学習ができ、働きながら勉強する方におすすめです。
特にフォーサイトは国会資格に特化した通信講座専門の会社で初心者でもわかりやすく、低価格で学習ができます。
さらにセットプランの「バリューセット3」を受講すると、不合格だったら全額受講料が返金されます。
また、フォーサイトについては下記の記事で詳しく解説しています。
しかし、1年目は内容を覚えるので必死で過去問題を解く時間がほとんどありませんでした。
試験当日はもうボロボロです。
緊張してほとんど寝れず
合格点には程遠く
途方にくれました。
でも、「社労士になる」という目標はあきらめられず、また来年受けることを決意し、1年目は終了したのです。
2年目は独学
2年目はお金がないので独学で勉強をしました。
社労士試験には法改正の問題があり、1年目で使った通信教材は法改正に対応してないため、2年目は使っていません。
2年目になると全体的な内容も把握できたので過去問中心の勉強です。
そこでぼくが実際行った勉強法はこちら
- 毎日、過去問を解く
- 基本的な問題は正解率100%を目指す
- 難しい問題ばかりに時間をかけない
- 解けなかった問題に☆マークをつけて問題に自分自身の難易度をつける
- 模擬試験は早めに体験して、時間配分を身体に身に着ける
一つ一つ解説していきます。
毎日、過去問を解く
試験勉強でもっとも大切なのは過去問を解くことです。
過去問を解くことでどういう問題が出るのか、どういう問題が出題されやすいのか傾向が見えてきます。
試験の問題は毎年ほとんど変わりません。
とにかく過去問をひたすら解けば自然と問題が解けるようになっていきます。
まずは毎日過去問を解く習慣をつけましょう。
基本的な問題は正解率100%を目指す
基本的な問題を落とすと合格が遠のくのが社労士試験です。
基本的な問題はサッと見ただけで解けるぐらいまでになりましょう。
何回も繰り返し解いていれば、基本的な問題はほぼ間違えることなく解けるようになっていきます。
基本的な問題を落とさないのが一番大事です。
難しい問題ばかりに時間をかけない
勉強をしてると難しい問題を理解しようと時間をかけてしまいがちです。
はっきり言って難しい問題は深堀しなくてよいです。
本試験では深堀して一生懸命覚えた難しい問題はほとんど出ません。
試験中にわからない問題が出た時はさっさと諦めて次の問題に行きましょう。
問題が全部解き終わって時間が余ったら難しい問題をじっくり考えて解けばよいのです。
解けなかった問題に☆マークをつけて問題に自分自身の難易度をつける
問題集を買うと難易度がついている問題集がありませんか?
はっきり言います。その難易度はあてになりません。
なぜかというと自分自身の難易度ではないからです。
解けたところで自己満足で終わります。
ぼくが行った勉強法は自分が間違った問題に☆マークをつける方法です。
そうすると2回間違えると難易度2、3回間違えると難易度3と自分自身の難易度ができてきます。
つまり、自分の苦手な問題が浮き彫りになるのです。
試験直前はその自分自身の難易度が高い問題を中心に勉強すれば、苦手な問題がなくなり、平均的に得点がとれるようになります。
模擬試験は早めに体験して、時間配分を身体に身に着ける
社労士試験はとても長いです。
午前80分、午後210分で合計4時間50分の長丁場になります。
本番直前に模擬試験をやると、あまりの時間の長さに絶望すると思います。
実際ぼくもそうでした。
「敵知らずして勝利なし」
早めに模擬試験をやって試験時間を身体に覚えさせましょう。
以上、ぼくが実際に行った勉強法です。
2年目はとにかく何度も何度も過去問を解きました。
でも、いくら勉強を長い時間やっても集中して勉強しないと頭に入ってきません。
そこで次は勉強に集中する方法をご紹介します。
有料の自習室を利用して勉強に集中
家で勉強しているとテレビやスマホを見たり、マンガを読みたくなったりと、家にあるものすべてが誘惑になってしまい、勉強に集中できないことありませんか?
実際ぼくは家で勉強していましたが、誘惑に駆られて集中して勉強ができないことが多々ありました。
なんとか集中する環境が欲しいと思っていた時、有料の自習室があることを知ったのです。
試験までの1ヶ月間は最後の追い込みしようと思い、有料の自習室を利用しました。
ぼくが利用した自習室はマンションの一室で、机がズラッと並んでいました。
なんか不気味・・・と最初は思いましたが
机は一人ひとりに用意され、そこに参考書や問題集を置いて行ってもOK
自分専用机を借りるような感じで、余計な誘惑がなく、周りも本気で勉強しているので嫌でも集中することができます。
ぼくは2回目の社労士試験1ヶ月前に自習室を借りましたが、
勉強時間でいうと平日は仕事が終わってから3時間、休みの日は10時間以上は自習室で勉強をする毎日です。
もうこれで合格できなきゃおかしいだろってくらい勉強して本番前日を迎えます。
社労士試験前日は睡眠が大事
社労士試験は4時間50分の長丁場
一番必要なのは体力と集中力
つまり睡眠が大事です。
ぼくは初めて試験を受けた時、緊張でほとんど寝れずに試験に挑みました。
結果は撃沈、体力と集中力が持ちませんでした。
その教訓を得て、2回目はしっかり睡眠とり、挑みました。
ちなみに社労士試験は一夜漬けで合格できる試験ではありませんので試験前日の詰め込みはやめましょう。
そうして迎えた2回目の試験は手ごたえありで終了し、無事合格することができました。
社労士合格までの勉強時間
ぼくが社労士を合格するまで勉強していた時間は平日で平均2時間、休日は平均6時間くらいです。
これを2年続けました。
平日は通勤時間に勉強をすれば大体2時間は確保できます。
休日は部屋にいるとテレビを見たり、マンガを読んだり、誘惑に駆られてしまうので、カフェに行って勉強をするときもあれば、図書館に行って勉強する時もありました。
とくに独学で勉強する場合は講座を受講するのとは違い、強制的に集中する環境にもっていかないと、時間がだけが過ぎてダラダラ過ごしてしまいます。
実際、勉強時間よりも集中できる環境で勉強することが大事です。
この記事を見ていただいている方は社労士を勉強してる方、または勉強しよう思っている方だと思います。
社労士試験を本気で合格しようと思ったらそれなりの勉強時間が必要です。
でもスキマ時間を使ったり、集中して勉強すればきっと合格できます。
ぼくは本試験まで苦しい時もありましたが、「合格して人生変えるんだ!」という気持ちで2年間勉強し続けられました。
最後は気持ちです。がんばりましょう。
おすすめテキスト・過去問
テキスト
みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2023年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)
社労士に興味がある
でも、市販のテキストを立ち読みして見てもよくわからない
というそこのあなた、この本がオススメです。
初心者でも、独学で合格したい方でも使える1冊です。
どの本を買おうか迷っているのであればこの本を買っておけば間違いはないです。
社労士の基本書としては売上ナンバー1になっています。
資格学校最大手のLECのトップ講師、澤井先生の著書です。
とにかく全ページフルカラーで見やすくわかりやすい!
社労士試験の入門本としてはオススメの一冊です。
また、長年講師を務めている経験をもとに澤井先生が提案する最強の勉強法も記載されています。
何度か試験に落ちて勉強方法だけでも知りたい!という方も見ておいて損はないかもしれません。
過去問
みんなが欲しかった! 社労士の問題集 2023年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)
みんなが欲しかった!シリーズの過去問です。
この過去問は3回以上解くことを前提に作られており、1回目のポイント、2回目のポイント、3回目のポイントそれぞれどういう気持ちで解いたらいいのか解説してあります。
テキストのみんなが欲しかった!シリーズを買った方はこの過去問を買うことをオススメします。
予想模試
みんなが欲しかった! 社労士の直前予想模試 2021年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)※2023年版が出版次第更新します。
またまた、みんなが欲しかった!シリーズです。
やはりテキスト、過去問どれを見ても一番分かりやすいので、直前模試もこのシリーズが良いでしょう。
もし、みんなが欲しかった!シリーズのテキストを持っているのであれば、なおオススメします。
なぜなら、直前模試の回答にテキストの何ページに書いてあるかなどシリーズでつながって構成されているからです。(もちろん、テキストがみんなが欲しかった!シリーズでなくても分かりやすいです)
1冊で模試は2回分用意されています。
模試をやる時は本番と同じ時間で、できれば開始時間、終了時間、休憩時間も同じ時間で行いましょう。
模試は本番と同じ状況で行うとより効果があります。
法改正・直前対策
社労士V 2021年 06 月号※2023年版が出版次第更新します。
「最新の法改正を知りたい!」という方におすすめ。
社労士試験は必ずと言っていいほど法改正問題が必題されます。
なので、社労士試験に挑む人にとっては法改正は必ず落としてはいけないポイントです。
やっかいなのが、法改正の問題はテキストの発売後に改正された法律の問題も出題されるため、テキストだけでは対応ということです。
どうしても法改正の情報収集が必要になります。
法改正を知りたい方はぜひご覧になってください。
まとめ
社労士は合格率6%の難関資格です。
でも、毎日コツコツ勉強していれば学歴に関係なく合格できます。
ぼくがそうでした。
・社労士試験を受けようと思っている
・どうやって勉強すればいいかわからない
・自分なんかが合格できるんだろうか
そんな悩みがある方にぼくの勉強法や体験が少しでも参考になれば幸いです。