結婚後の手続きをサクッと解説!【氏名変更・社内手続き・扶養など】

こんにちは、わんこ社労士です。

ぼくは会社で結婚した社員の手続きを7年やってきています。

 

ぼくも結婚してるので、手続きがいろいろ大変なことは実体験済みです。

 

結婚すると、こんなこと思いませんか?

 

名字が変わって手続きしなきゃいけど、どこで何をすればいいの?

会社に結婚の報告って必要?

扶養に入れる?入れない?なんだかよくわからない

 

結婚してからやらなきゃいけないことって意外とたくさんあるんですよね。

 

この記事では「結婚した後にやらなきゃいけないこと」をサクッとまとめて解説します。

目次

氏名変更の手続きはお早めに【氏名変更が必要なもの一覧】

氏名変更ってめんどくさいんですよね。

ザッと表にしたのでご覧ください。

  いつ 誰が どこに どうやって
健康保険証 できるだけ早く 本人または扶養者

・会社に勤めているなら勤務先

  1. 勤務先に申し出る
  2. 旧姓の健康保険証を会社に返却
  3. 数日後に新姓の健康保険証が届く
・自営業または無職なら市区町村役場 市区町村役場に必要書類を提出
運転免許証 できるだけ早く 本人 ・警察署
・免許更新センター
・運転免許試験場

下記のものを窓口に提出

・旧姓の運転免許証
・住民票
・運転免許証記載事項変更届(窓口で書く)

マイナンバーカード 氏名が変更されてから14日以内 本人もしくは代理人 住民票のある市区町村役場 ・マイナンバーカード所有していないなら通知カードと顔写真付きの身分証明書を持参

・マイナンバーカード所有ならカードのみを持参

銀行口座 変更後できるだけ早く 本人 銀行 ・通帳
・キャッシュカード
・それまで使ってた届出印
・新しく使う届出印
・住民票
を持参して窓口へ
クレジットカード 変更後できるだけ早く 本人 カード会社 書類を提出(インターネットでも可能な場合もあり)
生命保険 変更後できるだけ早く 本人 保険会社 書類を提出(インターネットでも可能な場合もあり)
パスポート パスポートを使用前 本人 パスポートセンター

・一般旅券発給申請書
・戸籍謄本または抄本
・写真
・有効旅券

を窓口へ提出

携帯電話 変更後できるだけ早く 本人 使用している携帯電話の会社

氏名変更の場合
・免許証や健康保険証などの氏名変更がわかる書類
・印鑑

インターネット 変更後できるだけ早く 本人 プロバイダ 各会社に問い合わせ、変更方法を確認しそれに沿って手続きする
(会社によって異なります)

 

主な氏名変更は以上になります。

 

氏名変更は銀行や役所に行くことになるため、平日働いている方は仕事を休んでいかなければなりません。

 

また、カードもさまざまあり、持ってるカードは全部氏名変更しなければならないのです。

 

中にはネットで手続きができる場合もありますが、戸籍謄本などの書類も用意しないといけないため、一つ一つに時間がかかります。

 

到底1日じゃ終わる作業ではないので覚えておきましょう

 

ここまで見ると、めんどくさいから氏名変更なんかしたくないし、ぶっちゃけしなくてもいんじゃね?

って思うかもしれませんが以下のリスクがあります。

  • 海外でクレジットカードが使えない
  • 住宅ローンを組めない
  • 保険の手続きで夫婦を証明するのがめんどう

上記のように氏名変更をしていなかった場合、お金を使ったり、借りたりするときに影響が出てきます。

 

はっきり言ってすぐに氏名変更しなくても大きな影響はありませんが、できるだけ早く変更をすることで、お金のやり取りがスムーズになるので、できるだけ早く変更することをオススメします。

社内手続き【結婚すると会社からお金が出る】

そもそも結婚したことを会社に報告する必要があるのか

結論:報告した方が良いです。

 

会社に結婚したことを報告しないと下記のようになります。

・結婚のお祝い金が出る会社であればお祝い金が出ない

・扶養に入ることができない

・家族手当(扶養手当)がもらえない

・結婚のための特別休暇がもらえない

ほぼ良いことありません。

結婚を報告しない方が良いのは、隠さないと会社にいられないようなマズイことになる時くらいです。

 

 

さて、本題に入りましょう。

 

社内申請はぼくの経験上「家族異動届」というものを出す会社が多かったです。

「家族異動届」で「結婚しました!」と会社に報告します。

 

そうすると、会社によっては「おめでとう!」ということで金一封がもらえることがあります

 

さらには、新婚旅行に行く人のために有給とは別に特別休暇が付与され1週間くらい休みがもらえることもあるので会社に確認しましょう。

 

また、社内での氏名変更は、新姓でも旧姓でもどっちも対応できます

 

急に名字を変えるとお客さんが混乱するため旧姓のまま仕事を続ける方もいます。

 

もし、名字を変えて仕事を続ける場合は、メールアドレスや名刺、IDカードなども変更しなければならないので会社の担当者に変更をお願いしましょう。

扶養って何?【税金や社会保険料がお得に】

結婚をすると条件を満たせば「扶養」に入ることができます。

 

扶養とは「収入が少ない家族を養うこと」です。

 

もし、結婚して奥さんの収入が少ない場合は、旦那さんが「奥さんを扶養します」と申請しなければなりません。

 

扶養の条件はけっこうややこしいのでザックリ言うと

夫婦どちらかの収入が少なければ

  • 税金が少なくなる
  • 健康保険料と国民年金保険料を一人分払わなくてよい

というのが扶養に入るメリットです。

 

収入条件は

  • 税金:年収150万まで
  • 健康保険と年金:年収130万円まで

となっています。

 

もし、奥さんの収入条件が扶養に入れるとなった場合、手続きとしては下記のようになります。

  • 税金:年末調整の時に配られる「扶養控除申告書」に奥さんの名前を書いて会社に提出
  • 健康保険:会社指定の「健康保険被扶養者異動届」に奥さんの名前を書き、収入を証明する書類を添付して会社に提出
  • 年金:「国民年金第3号被保険者届」に奥さんの名前を書いて会社に提出

このような手続きを踏めば扶養に入れることができます。

 

扶養については細かい話をすると非常に難しいのでこの記事ではここまでとさせていただきます。

まとめ

結婚してからは氏名変更やら社内手続きやら、いろいろとやらなければいけないことがあり、めんどくさいです。

 

でも手続きをしていると「本当に結婚したんだ」と実感がわいてきます。

 

大変かもしれませんが結婚した事実をかみしめるための作業だと思いながらがんばってください。

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