実際、社会保険労務士は本当に定年後でも稼げるんですか?
そもそも社会保険労務士はどんな仕事なんですか?
そんな疑問にお答えします。
「定年後でも稼げる資格を取りたい」そう考える人は少なくありません。
あなたもその一人でしょう。
それもそのはず、今後年金だけで暮らしていける人は少ないはず。
であれば、定年後も働いて暮らしていかなければいけません。
現実問題、定年を過ぎて働いている人の大半はアルバイト並みの給料で働いています。
そんな現状で「社会保険労務士」は間違いなく、定年後でも稼げる資格の一つです。
この記事をご覧いただければ、「なぜ社会保険労務士が定年後でも活躍できるのか」、「そもそも社会保険労務士はどんな仕事をしているのか」を知ることができます。
社会保険労務士資格を取ろうか悩んでるあなたに役立つ情報になっています。
ぜひご覧ください。
定年後に社会保険労務士(社労士)が稼げる理由
結論から言うと、社会保険労務士(以下:社労士)は定年後にも稼げる資格です。
なぜかというと、社労士は年齢に関係なく独立・開業ができて、かつ人事系を専門としているため、人生経験が必要となる資格だからです。
例えば、給与計算や労働環境の整備は社労士の得意としているところですが、給与計算や労働環境の整備をやらない会社ってないですよね?
つまり、業界問わず会社の数だけ必要となる存在ということです。
特に、企業にアドバイスするコンサル業務は経験が必要になります。
アドバイスをもらう側も、若い人より経験豊富な社労士の方が信頼度が高いのが現状です。
社労士は肉体的負担が少なく、経営者のよき相談役になれる存在であるため、人生経験豊富な定年後こそ活躍できる資格なのです。
社会保険労務士(社労士)の仕事内容
社労士の具体的な仕事を見ていきましょう。
具体的には業務は下記の通り。
- 給与計算や社会保険関係書類の作成の代行業務
- 就業規則や労働者名簿など、会社の労働環境の整備
- 会社の人事・労務管理のアドバイス
給与計算や社会保険関係(雇用保険・健康保険・厚生年金など)の書類の作成業務というのは、実は専門的な知識が必要になる業務です。
なぜなら、法律や税金に関しての知識が必要だからです。
例えば、「社会保険の加入はアルバイトも全員対象にする」という法改正があったとしたら、「いつから加入対象になるのか」「保険料の控除はいくらになるのか」「どんな書類が必要なのか」という知識がないとできません。
そのため、会社で専門知識を持った人がいない場合は、社労士が代行して行うということになるのです。
また、「就業規則」という会社の規則も社労士が代行して作ることができます。
就業規則も給与計算同様、専門的な知識が必要とされる業務です。
特に小さい会社は「就業規則?何それ?」って感じなので、社労士が活躍します。
このように、社労士は労働に関する専門家として活躍できる資格になります。
独立・開業もできますし、社労士として会社で働くこともできます。
私は、会社で働く社労士ですが、「社労士を持っている」というだけで社会では「先生」と呼ばれることがあります。
社労士の仕事は、一見地味な仕事ではありますが、会社では縁の下の力持ちとして人の役に立てる。そんな仕事になります。
社会保険労務士(社労士)の合格率
社労士試験の合格率は「約7%」です。
正直、容易に取れる資格ではありません。
試験は1年に1度だけ。
試験の科目の免除はありません。
私は、勉強を開始してから2年で合格しましたが、合格までは、仕事以外はずっと勉強する毎日。
それを2年間続けて合格です。
私の知人は4年勉強して合格していました。
そのくらい、難関資格なんです。
でも勉強するメリットは十分あります。
その理由を次にご説明します。
社会保険労務士(社労士)を勉強するメリット
社労士試験は、下記の法律問題を選択式で解く試験になります。(記述式はありません)
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法(労災保険)
- 雇用保険法
- 健康保険法
- 厚生年金保険法
まとめると、「労働」と「社会保険」の法律ですね。
例えば、この5つの中で正しいのはどれ?とか、(ア)に入るのはどれ?という問題ばかりです。
法律と聞くと「難しそう」と思うかもしれませんが、労働や保険、年金に関することなので、なんとなく知ってるという問題も出題されます。
それに、社労士試験を勉強することで大きなメリットがあります。
それは「生活していくうえで関わりある法律を学べる」ことです。
例えば、会社の退職、健康保険・年金などは、生活していれば誰しもが関係することです。
社労士試験はこのような身近な法律が試験問題になっています。
ですので、社労士の勉強をすることで、日本人全員が関わる法律を学ぶことができるのです。
たとえ試験に落ちたとしても、社労士試験で勉強したことは日常生活でも役に立ちます。
社労士は勉強して損のない資格だと思いますよ。
社会保険労務士(社労士)のオススメ本
ここまでで「社労士に興味が湧いてきた」というあなたのためにオススメの本をご紹介します。
みんなが欲しかった! 社労士 合格へのはじめの一歩 2021年度 (みんなが欲しかった! 合格へのはじめの一歩シリーズ)
「とりあえず社労士ってどんなもん?」という方にオススメするのがこの本です。
フルカラーで分かりやすく初心者にはピッタリの本になっています。
ただ、この本だけでは本試験に対応できません。
本格的に勉強しようと思った方は次の本をオススメします。
みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2021年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)
こちらは、先ほどより内容が濃いテキストになっています。
「社労士試験を受けてみようかな」という方にオススメです。
こちらもフルカラーで分かりやすく、業界売上No.1の本になっています。
興味を持った方は、ぜひ検討してみてください。
社会保険労務士(社労士)のオススメ資格講座
次は、「社労士試験に本気で挑む」という方向けに有料の資格講座をご紹介します。
社労士試験は、独学でもできないことはないですが、一度有料の講座を受講することをオススメします。
私も、勉強して1年目は有料の講座を申し込んで勉強をしました。
テキストを読んだだけでは理解できない方は有料の講座を受けることをオススメします。
今回ご紹介する講座はこちらです。
- LEC
- フォーサイト
- 資格スクエア
LEC
LECは資格業界で最大手の学校になります。
通学と通信、両方に対応しており、サポートも手厚い。
飛行機で言うと「ファーストクラス」です。
ただ、価格が高めになっており、15万円~25万円ほど。
「社労士試験を最短で合格したい」「お金をかけて時間を買う」そんな方にオススメです。
フォーサイト
フォーサイトはDVDで受講できる通信教育です。
私は、このフォーサイトを利用して合格しました。
フォーサイトの特徴としては、自宅でいつでも学習ができて、自分のペースでできること。
あと、個人的な感想を言えば講義がわかりやすいことです。
私は、実務経験がないまま「社労士って何?」という状態で勉強を開始したので、テキストを見てもわからず、フォーサイトに申し込んだ結果、大当たり。
テキストを見ても「?マーク」がつく人にはオススメです。
価格は7万5千円~と13万円と安くなっています。
しかも、コースによっては不合格の場合「全額返金保証付き」です。
わかりやすい講義で基礎から学びたい方にオススメです。
資格スクエア
資格スクエアは、完全オンラインの資格講座です。
パソコン、スマホ、タブレットすべてに対応しています。
テキストもオンラインになっているので、持ち運びが便利。
価格も49,800円と最も安く、気軽に始められます。
スキマ時間に学習したい方や、オンラインの勉強に慣れている方にオススメです。
まとめ【社会保険労務士(社労士)は定年後でも稼げる資格】
社会保険労務士(社労士)は年齢に関係なく、資格を持っていれば定年後でも稼げる資格です。
定年後、独立して稼ぐのもよし、どこかの企業で人事コンサルをするもよし。
社労士は難しい資格かもしれませんが、一度取ったら一生役立つ資格です。
社労士に興味を持たれた方はぜひ、一度勉強してみてください。
最後に私が実際に社労士試験を合格するまでの体験談を書いた記事をご紹介します。
私がどのように2年で社労士試験を合格したか詳しく書いてあります。
ぜひ、ご覧ください。