実はイマイチわかってないです。教えてください。
そんな悩みにお答えします。
「課税」「非課税」という言葉はよく耳にしますよね。
でも意味を教えてくださいと言われたら答えられますか?
この質問の答えが出てこない方はこの記事をご覧ください。
そもそも課税・非課税とはどういう意味なのか分かりわすく解説します。
課税・非課税とは
先に結論です。
- 課税:税金がかかるお金
- 非課税:税金がかからないお金
ザックリいうとこんな感じです。
課税とは
まず前提にあるのが、お金をもらうと税金がかかるということ。
例えば、
給料をもらうと「所得税」がかかります。
相続でお金をもらうと「相続税」がかかります。
誰かからお金をもらうと「贈与税」がかかります。
このように、お金をもらうと税金がかかるというのが基本的な考え方です。
もちろん、数万円では税金はかかりません。それぞれ基準の額を超えたら税金がかかる仕組みになっています。
さて、話を戻して「課税」とは何かというと、税金がかかるお金です。
例えば、20万円の給料をもらうと20万円に対して税金がかかります。つまり、20万円に税率をかけて所得税をわりだすということです。
「このお金は課税対象になる」ということは税率をかけて税金が取られる対象となるお金ということですね。
ここまでわかりましたか?
では、次に非課税についてです。
非課税とは
非課税とは、税金がかからないお金です。
例えば
・医療関係の給付金
・障害年金
・失業保険
・通勤交通費
などが非課税になります。
非課税のお金はもらっても税金がかかりません。
例えば、失業保険を20万円もらったとします。でもこの20万円には税金は課されません。
20万円は税金がかからずそのままもらえます。
もう一つ例をあげましょう。
基本給が20万円、通勤交通費が2万円だったとします。
この場合、基本給の20万円だけに税金が課されます。
なぜなら通勤交通費2万円は非課税だからです。
なんとなくわかってきましたか?
次は非課税になるお金をもう少し細かく見ていきます。
非課税になるお金
非課税になる主なお金は下記の通り。
- 通勤手当(定期代は月10万円まで、車は距離に応じて)
- 損害保険金
- 失業保険
- 生活保護費
- 傷病手当金
- 休業補償
- 障害年金
- 遺族年金
- 宝くじの当選金
- スポーツ振興投票券(toto)の払戻金
まだまだいっぱいありますが、主なものはこんなところです。
非課税のものはいくらもらっても税金がかかりませんので、申告しなくても脱税にはなりません。
逆に言うと、課税対象のお金をもらっているのにもかかわらず確定申告で申告していないと脱税になります。
個人事業主やフリーランスの方は課税対象のお金なのか、非課税のお金なのか、注意して申告しましょう。
50万円超えないなら税金は払わなくても大丈夫です。
実は課税になるお金
非課税のお金をご紹介しましたが、「実は課税になるお金」もご紹介します。
実は課税になるお金は下記の通り。
- 年金(老齢年金)
- 保険解約返戻金
- 株主優待
- 持続化給付金
- GoToトラベル
一番なじみのあるものは年金でしょう。
ここでいう年金は、高齢になってもらえる年金のことで、障害年金や遺族年金は課税対象ではありません。
年金は「雑所得」という所得になり、年金をもらう時に税金があらかじめ引かれた状態でもらうことになります。
年金には税金がかかるということを覚えておきましょう。
まとめ
「課税、非課税と言われてもわからない」という方は多いです。
なぜなら、ずっと会社員をやっていると課税か非課税かなんてあまり気にしなくても人事や経理の人がお金の処理をやってくれているからです。
でも税金の知識は知って損はないですし、常識でもあります。
今はYouTubeなどで分かりやすい動画もたくさんでていますので「もっと勉強したい」という方はYouTubeで「税金」と検索してみてください。