わかりやすく教えてくれませんか?
そんな悩みにお答えします。
給与明細を見ると「正直わからん!」と思っていませんか?
この記事では、そんなあなたに3分で給与明細がわかるように説明します。
給与明細についてザックリ知りたい方は、ぜひご覧ください。
給与明細の見方
給与明細は大きく3つに分かれています。
- 勤怠
- 支給
- 控除
勤怠
前月の勤怠を表しています。
なぜ前月かと言うと、残業代や有休の使用日数は勤務状況が確定しないと計算できないからです。
つまり勤怠の欄はザックリ言うと、「前月どんだけ残業したか、有給は何日使ったか」ということが書いています。
支給
「支給」は、あなたの給料の内訳が書いてあります。
「基本給」はあなたの大元の給料です。
また会社によっては、「資格給」や「業績給」などと書かれている場合がありますが、それは「基本給」と同等だと思ってください。
他には「家族(扶養)手当」や「役職手当」など家族がいたり、役職についていたり、状況によって会社が払ってくれる手当があります。
これらすべて合わせてた金額を「総支給額」と呼んでいるのです。
控除
「控除」は、あなたの給料から引かれるものの内訳が書いてあります。
「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」は会社に勤めている方は全員払う義務になっている保険です。
これを「社会保険料」と言います。
「所得税」「住民税」は一定の収入がある方は全員払う義務のある税金です。
会社員の場合は上記のものは絶対払わなければならいお金だと思ってください。
他にも「組合費」や「生命保険料」「財形」など会社や個人で加入しているものによって控除されるものもあります。
これらの合計金額を「控除金額合計」と呼んでいます。
そして、支給から控除を引いた額が「差引支給額」呼んでいて、これがいわゆる「手取り額」です。
なんとなく、わかっていただけたでしょうか。
次からは、給与明細でわかるポイントについてご説明します。
給与明細でわかること
給与明細を見るポイントは控除額です。
例を見てみましょう。
気づいた方もいらっしゃるでしょう。
健康保険料と厚生年金保険料、高くないですか?
そうなんです。税金が話題になることが多いですが、実は健康保険料や厚生年金保険料と言った社会保険料の方が金額が多いんですね。
しかも社会保険料の節約術はありません。
もう必要経費なんです。
給与明細をじっくり見ると「何にお金が使われているのか」を分析することができます。
他にも、あなたが昔加入した「生命保険料」や「財形」などが引かれていませんか?
そしてその生命保険料や財形は本当に必要でしょうか。
もしかしたら、投資に回した方が将来的には利益になっている可能性だってあります。
このように、控除の項目を見ることによって、何にどのくらい引かれているか確認することができるんです。
いままで、サラっとしか見ていなかった方は、じっくり見てみてください。
「なんでこんなに引かれてるの?」と思うことも少なからずあるはず。
給与明細は意外と重要ですよ。
給与明細はあってると限らない?
給与計算をやっている私からの一つ言わせていただきます。
「給料はあっているとは限りません」
なぜなら、給与計算をやっているのは人間です。
人間がやってる以上、間違いは起きます。
私は昔、間違って給料は25万円を多く支払ってしまって、あとから本人に返してもらったことがあります。
また、社宅料を3万円多く引いてしまったこともあります。
全ては従業員本人からの申告でした。
ですので、給料明細はあっているとは限りません。
給与明細を注意深く見てみてください。
実はあなたはが損しているという可能性もあります。
まとめ
今回は給与明細についてザックリと解説させていただきました。
この記事をご覧になって
- 総支給額と手取り額の違いは?
- そもそも健康保険って何?
- 所得税(源泉徴収)の仕組みは?
- 住民税の仕組みって?
- 財形って?
そんな疑問を持たれた方は下記の記事をご覧ください。
できるだけ噛み砕いてわかりやすく解説しています。