そんな疑問にお答えします。
この記事の内容
・健康保険の任意継続とは何か
・任意継続のメリット
・任意継続の手続きの仕方
健康保険の任意継続という制度をご存知でしょうか。
正直私は、社会人2年目でリストラされるまで知りませんでした。
任意継続は退職しない限り、関係ありません。
知らなくて当然です。
この記事では「健康保険の任意継続って何?」というあなたに、任意継続という制度を分かりやすく解説していきます。
ぜひ、ご覧ください。
そもそも健康保険の任意継続とは
会社で働くと、健康保険証をもらいますよね。
この健康保険証、退職すると返さなくてはならないのです。
なぜかと言うと、会社によって加入している健康保険が違うから。
日本では、なんらかの健康保険に必ず加入していなければなりません。
ですので、会社を退職する場合(次の就職先が決まっていない場合)は次のどちらかを選択することになります。
1.任意継続:退職する会社で加入していた健康保険を継続して使う(最高で引き続き2年加入できる)
2.国民健康保険:あなたの住んでいる市区町村が管理している健康保険に加入する
この記事では、「任意継続」について詳しく解説します。
任意継続のメリット
- 退職後も変わらない待遇が受けられる
- 給料が高い人は保険料が安い
- 1人分の保険料で扶養家族も保険に入れる(国民健康保険は扶養がない)
退職後も変わらない待遇が受けられる
健康保険は会社によって加入している保険が違います。
例えば、関東ITソフトウェア健康保険組合とか、リクルート健康保険組合とか、事業によって加入している健康保険が違ったりするんです。
ちなみに、加入している健康保険が違うと、給付金の額や福利厚生も変わったりします。
給料が高い人は保険料が安い
任意継続には保険料の限度額があります。
月収でいうと約30万円以上になると保険料が変わりません。
なので、月収30万円の人と月収100万円の人の保険料は変わらないということになり、給料が高い人は任意継続になると負担が軽くなります。
1人分の保険料で扶養家族も保険に入れる(国民健康保険は扶養がない)
会社で加入する健康保険の任意継続には「扶養」といって、収入が少ない家族を1人分の保険料で使えるようにしてくれる仕組みがあります。
しかし、国民健康保険には「扶養」がありません。
なので、任意継続の場合は退職後も引き続き1人分の保険料で家族が健康保険に加入でるのです。
任意継続の手続き
だから退職する前に決めておいたほうがいいのよ
任意継続の手続きは、退職後20日以内です。
書類がいくつか必要になります。
事前に準備しておきましょう。
※任意継続に加入できるのは最高で2年間です。2年を過ぎると期限切れで使えなくなるので、国民健康保険に切り替える必要があります。
任意継続の保険料
つまり給料から引かれている2倍の保険料を払わないといけないわん
任意継続をした時の保険料は、給料から引かれていた保険料の約2倍です。
一方、国民健康保険は前年の収入により決定します。
任意継続を選択する前に市区町村に保険料を聞いてみるといいでしょう。
もしかしたら国民健康保険も方が安くなるかもしれません。
ただし、先ほども解説した通り、国民健康保険は扶養がないため、家族が増えれば増えるほど保険料が上がっていきます。
任意継続は1人分の保険料で扶養家族分もまかなえるので、扶養家族が多い場合は、任意継続を選びましょう。
まとめ【任意継続は退職した後も今の健康保険に加入できる制度】
会社を退職する時(次の就職先が決まってない場合)は任意継続か国民健康保険かを選ぶことになります。
任意継続をやる場合は退職後20日以内に手続きしましょう。
保険料は会社員の時の2倍かかりますが、扶養家族がいる場合は、国民健康保険より安くすむ場合が多いです。
退職前にどちらの健康保険に加入するか考えておきましょう。
以上、任意継続についてでした。最後までご覧いただき、ありがとうございました。