「働かないおじさんにはなりたくない!」
おそらく、ほとんどの人がそう思っているでしょう。
しかし、周りを見れば自分より優秀な若者が増え、危機感を覚えているのも事実ですよね。
そんな焦っているあなたに、どうやったら「働かないおじさん」にならないのか、人事歴10年の私が解説します。
- 働かないおじさんになりたくない人
- 働かないおじさんから脱出したい人
- 昔の輝きを取り戻したい人
「働かないおじさん」は決してサボっているわけではない
いわゆる「働かないおじさん問題」は決して仕事をサボっているわけではありません。
むしろ中間層ほど真面目に仕事をしています。
ではなぜ、「働かないおじさん」と言われるようになるのでしょうか。
主な理由は、以下の2点です。
- 変化についていけない
- そもそもパソコンが苦手
それぞれを解説します。
変化についていけない
現在は「VUCA(ブーカ)の時代」と言われています。
- V(Volatility)変動性:変化のスピードが想像以上に早く、未来の予測が難しい
- U(Uncertainty)不確実性:何が起きるか予測が難しい
- C(Complexity)複雑性:様々な出来事やモノが複雑に絡み合う
- A(Ambiguity)曖昧性:出来事の因果関係がはっきりせず、説明できない
つまり、世の中がこれまでにないスピードで変化しているということです。
ありとあらゆる産業で産業構造の変革やデジタル化が起きていて、会社はこれまでと同じ仕事をしていては生き残れない状況になりはじめています。
そして、当然ながら「社員に求められる仕事」も変わってきます。
しかし20年、30年とキャリアを歩んできた中間層は急な変化に対応できない、というより、どう変わればいいのかわからないのです。
これまでは、自分に任されたことをしっかりと果たしていくことが評価される世の中でした。
しかしこれからは、「与えられた仕事をやるだけでは駄目です。自分の頭で考えて、自律的にキャリア形成してください」と真逆のことを求められるようになりました。
この大きな変化に困惑して、なかなか他の選択肢をとれないということです。
そもそもパソコンが苦手
40代・50代の人はパソコンも携帯もない時代を過ごしています。
そのため、「そもそもパソコンが苦手」というコンプレックスを抱えているのは事実です。
ネットサーフィンをしたり、YouTubeを見たりはできますが、新しいシステムを使いこなすのは容易ではありません。
ましてや、コロナ禍で一気に進んだリモート環境にもついていけない状況です。
IT化がどんどん進んでいくなかで、昔の経験が活かせる仕事はほとんどパソコンでできてしまいます。
そうすると、「働かないおじさん」というレッテルを若手から張られることになるのです。
働かないんじゃない、働けないだけ
前章で解説したとおり、働かないおじさんは「働きたくても働けないだけ」です。
本人はもっと活躍したいと思っているけれども、その火の燃やしどころが少なくなっているだけ。
つまり、現状に一番悩んでいるのは、おじさんなんです。
なぜ、活躍の場が減ってしまっているかというと、変化に強い若手に新たな仕事が集まり、かつ若手にポストを譲るような人事制度に変化していることが挙げられます。
本人はやる気があっても仕事がなく、若手からは「おじさんたちは仕事してない」と見えてしまい、「働かないおじさん」と揶揄される。
そんな現状はだれでもイヤです。
脱出するためには、もはや「行動」をするしかありません。
次は、「働かないおじさん」にならないためにやるべき「行動」をご紹介します。
中高年が再び輝くためには
40代・50代の中高年が再び輝くためには、次の3つのうち最低1つは行うことをおすすめします。
- 自己投資をする
- セカンドキャリアを明確にする
- 複業をする
それぞれを詳しく解説します。
自己投資をする
人生後半のキャリア形成に備えて自己投資をしている40代・50代が増加しているのをご存じでしょうか。
エンジャパンが2016年に行った調査では、40代が64%、50代が59%が自己投資をしていると答えています。
残りの人生に、もう一度花を咲かせたいと思っている人は半数以上いるということです。
しかし、逆に言えば自己投資をしていない人が半数近くいるということ。
ビジネスに関する自己投資に目を向けるだけで、他の人とは違うキャリアを歩めるかもしれません。
セカンドキャリアを明確にする
自己投資や行動に移せない人の原因は「目標がないから」です。
そこで、セカンドキャリア(第2の職業)を明確にしてみてはいかがでしょうか。
たとえば
- 国家資格を取って定年後に独立する
- シニアマネージャーとして転職する
- 趣味を仕事にする
など、様々なことが考えられます。
目指すセカンドキャリアが明確になれば「行動」ができるようになります。
自分の経験を振り返り、「やりたいこと」や「できること」を考えてみてはいかがでしょうか。
複業をする
複業とは、本業が複数あるということです。
培った経験・スキルを武器に「自分を商品」にして複業を行えば、会社に依存せずに稼げる力が養われます。
複業をするメリットは会社を辞めずに、転職につなげられることです。
また、定年後のセカンドキャリアにつなげることもできるでしょう。
「45歳リストラ」が叫ばれる昨今では、一つの会社に依存せずに複数の会社で働くことも「脱・働かないおじさん」の実現に向けた行動の一つです。
なかなか一歩を踏み出せない方におすすめのサービス
ここまでで、何とかしたいという気持ちはあるけれど、なかなか一歩を踏み出せないという方も多いでしょう。
そこで、最近話題のサービス「ライフシフトラボ」をご紹介します。
ライフシフトラボは、40代・50代向けにセカンドキャリアのサポートをしてくれるサービスです。
コースは全部で下記の4つに分かれています。
コース | 内容 |
---|---|
複業コース | 複業を足がかりに、会社を辞めるリスクなしで人生後半のキャリア自律を叶えるプログラム |
転職コース | 正しい戦略と圧倒的な行動量で一人ではなし得ない成果を勝ち取る転職のパーソナルトレーニング |
起業コース | 人生後半を起業家・フリーランスとして生きたいミドルシニアのための独立起業のパーソナルトレーニング |
資格コース | せっかく取った資格を武器に独立開業・複業を目指すパーソナルトレーニング |
ライフシフトラボは、人生後半のキャリアに活路を切り拓く、40代・50代のためのパーソナルトレーニングです。
60日で週1回マンツーマン面談と無制限のチャット相談、個々に合わせた特別講座などで短期集中で行われます。
「お金」や「マーケティング」「確定申告の仕方」まで、徹底的にサポート。
しかも受講開始日から8日以内なら、理由を問わず受講料を全額返金で退会が可能です。
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まとめ
「働かないおじさん」は決してサボっていうわけではなく、「働きたくても働けない」だけです。
働ける場所を切りひらけば、働かないおじさんではなくなります。
今の会社で最後まで逃げ切ろうと思っても、人生100年時代です。あと何年働くかわかりません。
今から自分に合ったセカンドキャリアを見つけてみませんか?