そんな疑問にお答えします。
この記事では離職票がいつもらえるか、またその届かない原因は何なのかを解説します。
最後まで見ていただくと、離職票が届かない原因とその対処法、そして失業保険への影響を知ることができますので、ぜひご覧ください。
離職票はいつもらえるのか
結論から言いましょう。
「会社の担当者次第です。」
と言われても解決にはならないので、そもそも離職票がどういう手順で退職者のもとに届くのかをお伝えします。
流れは下記のとおりです。
- 会社の担当者が離職票を作成
- 会社の担当者が離職票をハローワークへ持って行く、または郵送か電子申請
- 会社の担当者がハローワークの手続きが済んだ離職票を自宅へ郵送
流れは上記の通りですが、2番のハローワークが離職票を受け付けるのは退職者の「退職日が過ぎてから」です。
つまり、3月31日退職の人の離職票は4月1日以降でないと手続きしてもらえません。
このことを踏まえて解説していきます。
会社の担当者が離職票を作成
離職票の作成自体は退職日前にできますが、「残業代」の計算をしてからでないと離職票が作成できない場合があります。(計算しなくていい場合もあります)
例えば、3月31日に退職したとしても、3月の勤怠が確定しないと残業代の計算ができません。
つまり、会社の担当者は4月になってから3月の勤怠を確定し、残業代を計算してから離職票を作成するので、まずここで1日から2日かかります。
会社の担当者が離職票をハローワークへ持って行く、または郵送
会社で離職票の作成ができたら
1.ハロワークに直接持って行く
2.郵送する
3.電子申請
のどれかで手続きを行います。
ハローワークに直接持って行く場合、その日に手続きが終わるので、かかる日数は1日です。
しかし「郵送」と「電子申請」は時間がかかります。
まず、郵送の場合、担当者からハローワークへの郵送で1日~2日
ハローワーク内での手続きが終わるのが3日~14日
ハローワークから会社に離職票が戻ってくるのが1日~2日
となり、担当者がハローワークに郵送してから約2週間はかかります。
そして、電子申請の場合はハローワークへの郵送がない分、3日~14日です。(電子申請の場合も退職者へ渡す離職票は紙になります)
会社の担当者がハローワークの手続きが済んだ離職票を自宅へ郵送
最後にハローワークの手続きが済んだ離職票を会社の担当者が退職者の自宅に郵送します。
これで1日~2日かかることになります。
まとめると、会社の担当者が残業代を計算したり、ハローワークに行く日(郵送する日)が遅くなればなるほど退職者の手元に送られる時間が遅くなるのです。
つまり、離職票が手元に届くのは会社の担当者次第です。
なので退職してから早くても1週間、遅くて1ヵ月近くかかります。
離職票があまりに遅い場合は、会社に連絡しましょう。
もしかしたら「担当者が忘れていた」なんてこともあり得るからです。
ハローワークから会社に連絡してくれます。
離職票が届かないとどうなるのか
離職票が自宅に届かないと失業保険がいつまでたってももらえなくなります。
失業保険は自己都合退職だと3ヵ月たってからじゃないともらえないというのは聞いたとこありますか?
これ、実はハローワークに本人が行ってから3ヵ月なんです。
つまり、離職票が自宅に届くまで1ヵ月かかったとしたら、4カ月間失業保険をもらうことができません。
なので、自己都合退職した場合は失業保険がもらえるまで4カ月と覚えておいたほうがいいです。
「それじゃあ生活費が払えない」という懸念がある方は下記の記事に退職後に知っておくべき手続きが書いてありますのでご覧ください。
退職後、損しないために知っておくべき3つの手続き【家賃・年金・保険】
また、失業保険がどのくらいもらえるか詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
失業保険はどのくらいもらえるの?【失業保険の金額を自動計算】
まとめ
離職票は会社の担当者次第でもらえる時期が変わります。
ハローワークに直接行って手続きする会社は1週間くらいで送られてきますが、郵送や電子申請で行っている会社だと2週間~1ヵ月はかかるでしょう。
1カ月以上たっても離職票が送られてこない場合は、会社に連絡をしたほうがいいです。
離職票は遅れれば遅れるほど失業保険のもらえる時期が遅くなります。
気になる方は早めに会社へ連絡をしてみましょう。
ちなみに、この内容は動画でも解説しています。
動画でや音声で知りたい方は、ぜひご覧ください。